中国投資信託・ETF

中国株厳選で評判の「三菱UFJチャイナオープン」の先行きは暗い?運用成績と見通しを解説する。

資産運用を考えている人の中には「中国」への投資を検討している人が多いのではないでしょうか。

また、中国への投資を考えるのであれば、会社員の方であればまず投資信託を検討すると思います。

 

中国株全体については以下の記事で論じています。

 

その中でも投資信託を購入する場合、つまり企業の運用のプロに任せる場合は、

どのくらいのリターンが実際に見込まれるのでしょうか?

 

今回は中国株投信の「三菱UFJチャイナオープン」

の運用状況と、今後の見通しを解説していきたいと思います。

 

その他の中国投資信託については以下で分析をしているので参考にしてみてくださいね。

 

 

 

三菱UFJチャイナオープン- 概要と運用方針 –

三菱UFJチャイナオープンは海外アジアの株式を投資対象としています。

主要投資対象の市場は以下の通りです。

三菱UFJチャイナオープンの投資対象

参照:交付目論見書

 

中国市場だけではなく、香港取引所でも投資を行なっていますね。

2022年2月28日現在の組入上位銘柄を見てみましょう。

 

順位 銘柄名 国/地域 セクター 比率(%)
1 AIA GROUP LTD 香港 保険 8.6
2  TENCENT HOLDINGS LTD 香港 メディア・娯楽 8.4
3 TAIWAN SEMICONDUCTOR MANUFAC 台湾 半導体・半導体製造装置 7.9
4 SHENZHOU INTERNATIONAL GROUP 香港 耐久消費財・アパレル 6.2
5 SHENZHEN INOVANCE TECHNOLO-A 中国 資本財 6.0
6 GDS HOLDINGS LTD - ADR アメリカ ソフトウェア・サービス 5.0
7 KWEICHOW MOUTAI CO LTD-A 中国 食品・飲料・タバコ 4.9
8 ALIBABA GROUP HOLDING-SP ADR アメリカ 小売 4.7
9 HONG KONG EXCHANGES & CLEAR 香港 各種金融 3.9
10 CONTEMPORARY AMPEREX TECHN-A 中国 資本財 3.8

参照:月次レポート

 

やはり他の中国投信と同様にテンセントの比率が高いですが、アリババはさほど高くありません。

 

では具体的な運用成績はどうなっているのでしょう。

 

三菱UFJチャイナオープンの運用成績・パフォーマンス

三菱UFJチャイナオープンはベンチマークを設定していませんので、

基準価額とトータルリターンをみていきます。

基準価額とトータルリターンの見方については以下の記事を参考にしてみてくださいね。

  • 【初心者必見】投資信託の基準価額を徹底解説!買い時はいつか?
  • 【初心者必見】投資信託の指標「トータルリターン」とは?

 

以下は基準価額の推移です。

三菱UFJチャイナオープンの基準価額推移

参照:月次レポート

 

2010年前後は低迷していましたが、ここ最近は中国株の好調と同じくして好調に推移しています。

直近下落基調なのも他投信同様ですね。

 

では、具体的に各種指標を見ていきましょう。

1年 3年
(年率)
5年
(年率)
10年
(年率)
トータルリターン -24.13% 2.80% 5.44% 9.84%
カテゴリー -15.09% 7.05% 6.96% 10.01%
標準偏差 16.59 21.77 20.01 20.66
カテゴリー 15.84 20.61 19.39 21.78
シャープレシオ -1.46 0.13 0.27 0.48
カテゴリー -0.97 0.34 0.36 0.46
ファンド数 50本 42本 34本 33本

 

他中国投信同様、直近1年は大きなマイナスとなっています。

10年では9.84%ですので概ねこの程度が適正リターンと言えるでしょう。

 

過去10年をベースとしたリターン9.84%と標準偏差20.66%と言う数字から今後1年間に想定されるリターンは以下の通りとなります。

 

【68.2%の確率で以下のリターンの範囲で収まる】
▲10.82%(9.84% - 20.66%)〜 30.50%(9.84% + 20.66%)

【95%の確率で以下のリターンの範囲で収まる】
▲31.48%(9.84% - 20.66%×2)〜 51.16%(9.84% + 20.66%×2)

【99.7%の確率で以下のリターンの範囲で収まる】
▲52.14%(9.84% - 20.66%×3)〜 71.82%(9.84% + 20.66%×3)

 

50%以上の下落を見せる可能性があることも十分頭にいれておきましょう。

こうして数字を見るとかなりハイリスク・ハイリターンであることが分かりますね。

 

また、ここで1つ注意しなければならないのは、購入手数料は加味されていないという点です。

従い、実際のパフォーマンスはこれよりも低くなります。

 

これだけでは中国株投資信託の比較は不完全ですので、同じ分類の中国株投資信託と比較してみましょう。

 

他の中国株投資信託との比較

今回は以下の中国株投資信託と比較をします。

  • UBS中国株ファンド
  • HSBCチャイナオープン
  • 三井住友ニューチャイナファンド

基準価額、純資産は 2021年07月21日 現在
トータルリターン等評価情報は 2021年06月30日 現在

ファンド名 三菱UFJ
チャイナオープン
三井住友・
ニュー・チャイナ・
ファンド
HSBC
チャイナオープン
UBS 中国株式ファンド
販売手数料 3.3% 3.3% 3.3% 3.3%
信託報酬等(税込) 1.67% 1.98% 1.97% 1.76%
トータルリターン1年 -24.13% -22.24% -20.30% -21.38%
トータルリターン3年(年率) 2.80% 7.20% 3.15% 4.13%
トータルリターン5年(年率) 5.44% 5.71% 4.94% 10.88%
トータルリターン10年(年率) 9.84% 9.51% 9.33% 14.20%
シャープレシオ1年 -1.46 -1.63 -1.41 -1.61
シャープレシオ3年 0.13 0.37 0.15 0.24
シャープレシオ5年 0.27 0.31 0.25 0.60
シャープレシオ10年 0.48 0.47 0.42 0.70
標準偏差1年 16.59 13.64 14.41 13.29
標準偏差3年 21.77 19.49 21.27 17.53
標準偏差5年 20.01 18.58 19.90 18.28
標準偏差10年 20.66 20.26 22.39 20.21

 

長期の成績でみるとUBS中国株式ファンドが非常に高い成績になっています。

ただ、どの投信も似たり寄ったりで高いリターンを上げているとは言い難いですね。

 

三菱UFJチャイナオープンの高い手数料

すでに投資先としては選びにくい三菱UFJチャイナオープンですが、

手数料を最後に確認しておきましょう。

 

三菱UFJチャイナオープンの購入手数料は3.3%(税込)ですね。

中国株式で運用する投資信託と購入手数料の相場は変わりません。

一般的な投資信託のアクティブ型とも手数料は同様です。

 

信託報酬は年率で1.67%(税込)となります。

上記比較した他投信よりは低いですが、日米投信と比較するととても高い水準にありますね。

 

やはり新興国株式の投資信託は高い水準となってしまいます。

運用成績と比較してしまうと、投資するには手数料面も厳しいと言わざるを得ませんね。

 

三菱UFJチャイナオープンのまとめ

三菱UFJチャイナオープンは、今後株価上昇が期待される「中国株」を厳選して投資する投資信託です。

しかし、投資運用するのはサラリーマンであり、「プロ」とは言い難いです。

私は大きなリターンを得たいのであれば、「プロ」に任せるべきと考えています。

 

もし魅力的な投資先を探しているのであれば、私が独自で作成しているランキング記事でおすすめ投資先を紹介していますので、参考にしてみてくださいね。

 

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