<新興国投資の考え方・投資の前提条件>高い経済成長に伴う株式市場の成長を掴みリターンを最大化させよう。
私は、新興国株式を主な投資対象としています。
その理由は、
「高い経済成長に伴って株式市場の価格も上昇していく。」
これが摂理であるはずだからです。
今回は今までの新興国株式市場の状況を整理した上で今後の新興国の株式市場の先行き、そして具体的な新興国株式投資の始め方、さらにリスクについて考察していきます。
新興国株式の見通し・なぜ途上国市場は魅力的なのか?
当然のことながら、経済が成長すれば、株式市場もそれに伴って上昇していきます。
今後も一貫して新興国の成長率は先進国を上回り続けます。
(引用:IMFデータ)
今後も新興国の経済成長率は高水準を維持していきます。一方で、先進国は人口減少を伴い成長が減速します。従い、成長の格差は拡大していくのです。
新興国の人口は若年層が末広がりとなっています。今後生産人口(15歳~60歳)が増加することによって経済成長が加速していくことが予想されます。
現在既に全世界の90%近くを占める新興国の人口は、今後更に比率を拡大させながら上昇していくのです。更に1人あたりGDPが5,000USDを超える中間層以上の割合の拡大も予想されています。
中間層は家電や自動車を購入できる水準であるため、消費需要の急拡大を伴い経済成長が加速していくのです。より詳しくは、以下の記事参照です。
新興国株式投資の始め方
資産運用を考え始めると、やはり短い期間で高いリターンを得たい、という方はとても多いですよね。
そして短期でハイリターンの投資先として、外国株投資、その中でも主に新興国株式に投資しようと考える方もとても多いです。
そんな新興国株式の購入を考える方々の投資理由が、
「日本は今後インフレが見込まれるので外国に資産を分散したい」
「今後成長が見込まれる新興国株式でリターンを最大化したい」
などが挙げられます。
新興国株式は、日本でいうトヨタ自動車やソフトバンク、ファーストリテーリングのように、値上がりする可能性のある株式がゴロゴロ眠っている状況です。
以下の記事では、
- 「新興国株式投資はどのように始めれば良いか?」
- 「オススメの運用先はどこか?」
について書いています。
コラム:サラリーマンは新興国株式投資はするべきではない?
一般的な30代のサラリーマンといえば、平日の日中は仕事で忙しく、夜は社内や取引先との飲み会、休日は家族サービスなどがあって、時間に余裕がありませんよね。
そんな中、色々調べるのが面倒な資産運用を考え始めると気が滅入ってしまいます。
そこで考えるのが「投資信託」ですよね。
しかし「手軽で利回りが良い」と営業され、ある程度分野も自分で選ばなければならない商品を、言われるがままに購入して、失敗したという例をたくさん見てきました。
このような失敗を繰り返さないように
- ではどのような商品に投資をし、老後資産を蓄えていけば良いのか?
- 早期にアーリーリタイアを達成したいがどこに投資をすれば良いのか?
という点を解説しています。
結論としては、
2020年時点では新興国株ファンドを購入し割安株でハイリターンを目指していくことが、多忙なサラリーマンの方には最も向いている投資であると考えています。
新興国投資の為替リスクを考察
新興国の株式投資を行う上で、為替の動向を注視することは非常に重要になります。
たとえ現地通貨ベースでプラスの成績を確保したとしても、現地通貨が下落した場合、円貨ベースでは投資損益がマイナスになる可能性があるためです。
以下の記事では、
- 何故為替が重要になってくるのか?
- 為替の見通しを分析する上で重要となる実質金利とは何か?国際収支とは何か?
という点について、わかりやすく説明しています。
まとめ
新興国株式は2014年~2016年の冬の時期を終え、2017年から復調してきています。
しかし、2018年からの米中貿易摩擦や2020年の新型コロナウイルスの影響もあり失速気味となっています。
しかし、新興国の経済成長率は引き続き上向きで先進国との差は拡大する一方です。
新興国が世界経済の主役になる時代はすぐそこまで近づいてきています。
一方、経済規模に比して株式市場は依然として割安に保たれている状態となっています。
今後バリュエーションが再評価されることにより大きく株価が上昇していくことになるでしょう。
リスクとしては世界経済の失速が挙げられます。
しかし、経済規模の拡大に伴って当然株式市場も上昇していきます。
長期的にみれば新興国株式の上昇はまず間違いないものとみてよいと思います。このように新興国株式には大きなチャンスが眠っています。ぜひ、チャレンジしてみましょう。